でいとう丸・船頭的主張【 行間を読む 】


皆様御機嫌麗しゅう、船頭でございます。
今回のお題は「釣果報告」です。
各メディアに流される釣果情報について、船頭的見解を少々。
スポーツ紙やインターネット、釣具店に掲載されるFAX情報・・・・
と釣り船の釣果報告は色々な形で流れています。
その釣果が正確かそうでないかの議論を時々聞かされますが、
色々聞かされても返答に困っちゃうんだよね(汗)
船頭としては釣果報告はその日の数字をそのまま出すだけなので、
正直とか嘘つきとかは船頭的にはどうでもイイ事なんですね。
虚偽の報告をした場合を想定すると・・・
まず、当然の事ながら、その日御乗船頂いた方々はそれを見て船頭に対し不信感を抱くでしょう。
そして、その虚偽の釣果を見た方々の中から新規の顧客が果たして増えるのか?
仮に増えたとしても嘘がバレれば悪評は高まり、結局は集客数が下がる(笑)
結局良い事なんか一つもありゃしません、
だいたい嘘つきって言われるだけで嫌ですよね(笑)
ですからそんな事はどうでもイイんです。
このご時世にそんな事をしてる業者なんか無い(そうあって欲しい、そうでなくてはいけない)と船頭は思っています。
本題はここからで、船頭の密かなお願いなんですが。
「時には情報の行間を読んで欲しい」という気持ちが船頭にはあります。
情報は受け取る側の解釈の仕方一つで、真実に迫る事もできるし、
真実からかなり遠ざかる場合もある、って事です。
例えば・・・
その日の状況は芳しくなく、ほとんどの方々は1ケタ〜10台。
しかし、1人だけ達人が乗っていて一束超え、釣果は1ケタ〜100オーバーとなります。
この場合はなんとなくわかると思うんですよ。
よく「手釣り有利」とか「直結有利」とか書かれてる事がありますよね、
船頭の場合だったら「トップは達人で1人勝ち」といった感じで書くんでわかっていただけると思います。
たまたまトップは沢山釣れたけど、全体の状況は今イチだった、とわかると思います。
また、乗船人数によっても釣果は左右されますから、人数も状況判断の重要な要素となります。
総員1名で名人の場合、群の機嫌が悪くても10杯掛けなんてのも可能ですし、
総員1名で貸し竿レベルの場合、機嫌の良い群れに当たっても仕掛が降りなければゼロです。
総員10名で全員が名人、機嫌今イチの群れに当たった場合、
恵まれた釣座はそこそこ釣れても、釣座が悪ければ名人であってもアタリ無しなんて事もあり得ます。
それから、こんな場合は結構悲しかったりします。
すこぶる状況が良く、絶好のチャンスが何回も訪れたにも関わらず、全く釣れなかった場合です。
そう、釣り手がヘタクソでどうにもならなかったって時(笑)
「いやーみんなヘタクソで全然釣れねえのよ、参っちゃったね〜」
なんて事は客商売なので絶対に書けません(笑)
仕方ないので「ヘタレ船頭ですいません(泣)」程度で終わらせちゃいます。
以前、カツオをやってた時の話なんですが、
これ以上は無い、って位のヤル気のあるナブラに当たったんです。
その日は全員カッタクリ、投入するや否や全員にヒット。
魚体は全て4kgオーバーの大型でした。
4kg以上のカツオの瞬発力は凄まじく、ほとんどの方々が一撃でハリス切れ(汗)
なんとかやりとりして水面まで上げてきても、取り込みで走られて14号以上のハリスがブチブチ切れちゃうんですね。
しかし、サカナにヤル気があるので、バラしてもバラしても大丈夫(笑)
再度降ろせば即、食うわけです。
もうね、船頭は船内を駆け回って皆様のハリス結びですよ、網入れなんかできません。
だって上げてくる前に切れちゃってるからね(爆)
「船頭さーん、ハリスお願い!」・・・はいはいはい〜・・・って頼むよ自分で結べねえのかよ(泣)
「船長〜バケが手に刺さっちゃったよー(泣)」・・・ってだから1本針にしろっつったじゃん・・・
「船長、タモお願い、タモ!!」・・・ってまだ上まで来てねえだろ(汗)で、網持って行けばサカナ泳いじゃってるし。
「あーそれじゃダメよ泳がれちゃうよ、アタマ持ち上げてアタマ!」
「え!?ええ!?」・・・って違うじゃーん、自分の頭上げてどうすんのよー(笑)カツオは頭が水面から出ちゃえば大人しくなるんだってば・・・
とまあ、こんな具合で(笑)
船上は吉本新喜劇だった訳です(爆)
で、さすがに小一時間バラしまくれば食わなくなりますね、船はコマセと血で大変なことになってました。
それでは、と小休止、デッキが滑るのでホースで水を出し、
周りを流しながら皆様に「どれだけ釣ったの?」と聞いて回りました。
あー聞くんじゃなかった、0〜5匹ですよ、0〜5。
あれだけ入れ食いだったにも関わらず0〜5はねえだろ・・・(汗)
よりによってトップは御隠居かよ、力が弱いからズルズルドラグの手(笑)でバレなかったのね。
しかし一番食わしてる人がボウズって何なのよ(泣)
まあ御隠居はクーラーに入んないからボウズの方に魚をあげてくれたからOKなんだけどね・・・
で、ボウズは出したくないんで、船頭は次のナブラを探す気でいたんですが、
全員疲れちゃってて道具を片付け始めてんのよ(汗)もうイイよ帰ろうって(笑)
マジですか、ホントにイイのかよ!?
確認のため全員に聞いて回っても満場一致で「魚が痛むから帰ろう」だって(汗)
そんなわけで翌日のスポニチには「大型入れ食いで早上がり」と出た訳なんですが。
釣果が0〜5匹なんで「何かの間違いですか?」って電話が沢山来るんです(笑)
あー面倒臭え(汗)いーえ間違いじゃありません、入れ食いで0〜5ですけど(笑)
まー何だか愚痴っぽくなっちゃいましたけどね(笑)
事細かに書いても、真意が伝わらない場合もありますし、真実を全て書く事ができない場合もありますから。
そんな事を色々考えてみると、羽田「かみや」さんの釣果報告は素晴らしいと思います。
乗船人数と釣り座の各釣果を明記してあります、コレはなかなかできない事ですね。
船頭も以前はそれに近い事を試みていたんですが、
「お客さん来ないね!」「そんな人数じゃやってけないでしょ!」
「今月は沢山お客さん来たね、そのうち税務署来るよ!」的なメールが数回来まして(汗)
鬱陶しいので、現在は大まかな状況を報告する程度にさせていただいています。
そんな訳ですので、船頭の拙い文章の行間を読んでいただき、
その日の状況を皆様なりにご想像いただければ、と思っている次第です。

・・・嘘はついてないからね(笑)

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